医療保険(1)~特長や種類~


 
この記事では、医療保険の基本として特長と種類について紹介します。

医療保険の特長

医療保険の最も大きな特長は国民全員が加入していることです。国民皆保険と呼ばれています。そのため、誰もが3割以下の自己負担で病院を受診したり、薬局で薬を処方してもらうことができます。また、手術を受けたなど、自己負担額がかなりの高額になった場合に、所得に応じて自己負担が少なくなる高額療養費制度というものもあります。医療保険を支えるために、私たちが払う保険料だけでなく、公費も投入されています。

医療保険の種類と運営者(保険者)

医療保険には大きく以下の種類があります。
  • 健康保険
  • 国民健康保険
  • 後期高齢者医療制度
「健康保険」は企業で働いている労働者を対象としています。大企業ではそれぞれの会社が設立した健康保険組合が、中小企業では協会けんぽ(全国健康保険組合)が運営しています。また、公務員に関しては共済組合が運営しています。
「国民健康保険」は自営業者や年金生活者などを対象としています。運営主体としては都道府県・市町村と国民健康保険組合があります。
「後期高齢者医療制度」は75歳以上の国民(一部65歳以上の人も含む)を対象としています。各都道府県にある後期高齢者医療広域連合が運営しています。

今後のトピックについて

以降の記事では、以下の内容を紹介する予定です。
  • 健康保険の扶養に入れるための条件とは
  • 医療保険の保険料はどのように決まるのか
  • 医療保険の給付にはどのようなものがあるか

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